Excelに”(ダブルクォーテーション)を文字列として入れるには
[“]ダブルクオーテーションや[,]カンマを文字列としてセルに入れたいときの対処法など
関数を挟んだ式の中にダブルクォーテーションなどが入っていると、
そのままでは上手く表示できません。
ダブルクォーテーションなどがはいってると、入ってる部分が消えてしまったり、正しく表示されなかったりします。
これを正しく表示するにはCHARコードという特殊な文字を表示する命令を使います。
以下書き方を書いていきます。
例えばB1セルに「test.jpg」と書かれていて、「test.jpg」の画像部分の名前を部分を参照した画像表示命令文をC1に書きたいとします。
<img src=”B1″ />
こんな命令文を。いわゆるHTMLで画像を表示する命令ですね。
このとき勘違いしていたんですが、C1に書く式は
=「<img src=”」&「B1」&「”/>」
だから
=”<img src=””&B1&””/>”
という感じになるかと思ってました。
ですが、これだとどこまでが「区切ったダブルクォーテーション」で、どこまでは「文字としてのダブルクォーテーション」か、
判定が分からなくなってしまいます。というか上手くいきません。
セルに正しくダブルクォーテーションを表示させるには
セルに正しく表示させるにはまず
- 表示させる文字列としてのダブルクォーテーション
- 区切りとしてのダブルクォーテーション
をそれぞれを表計算ソフトに区別させる必要があります。
文字列としてのダブルクォーテーションを認識させるにはCHARコード(キャラクターコード)を使います。
ダブルクォーテーションのキャラクターコードはCHAR(34)です。
まずは冒頭ででたこの式、
=<img src=”B1″/>
このの式に文字列としてのダブルクォーテーション[CHAR(34)]を入れて、区切ってみるとこうなります
=「<img src=」&「CHAR(34)」&「B1」&「CHAR(34)」&「/>」
次に、カギカッコをとり、区切りとしてのダブルクォーテーション「”」を入れてみます
=”<img src=“&CHAR(34)&B1&CHAR(34)&”/>“
これで、うまく表示できました。あとはズラッと下に引っ張れば、複数行にしても大丈夫です。
(このサンプル文はブログに表示するために全角にしています。)
ただ、正直一番簡単なのは、画像ファイル自体(B1セル)にダブルクォーテーションを入れることです。”test.jpg”のような感じで。
でも、これだと複数ある場合は打ち込むのが面倒くさいですよね。
ちなみに「,」カンマが出したいはCHAR(22)です。
この方法は、Excel2013、calc、GoogleおよびKINGSOFTのスプレッドシートで使えました。